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キイトルーダは、癌腫に関係なく、患者の特異的遺伝子に基づき処方できる初めての抗がん剤としてFDAに承認された
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    Reutersの「FDA clears Merck's Keytruda based on cancer genetics, not location」からです。

     

    メルクの抗PD-1抗体キイトルーダは火曜日、癌腫に関係なく、患者の特異的遺伝子に基づき処方できる初めての抗がん剤としてFDAの迅速審査で承認されました。

     

    この承認は、プレシジョン・メディシンにとっても大きなステップとなります。

    *プレシジョン・メディシン:細胞を遺伝子レベルで分析し、患者の個人レベルで最適な治療方法を分析・選択し、適切な薬を投与して治療すること。

     

    今回の承認では、遺伝子マーカーとしてMSI-HまたはdMMRが確認された切除不能または転移性固形がんが、キイトルーダの治療対象となります。これらのマーカーは、大腸がん、子宮内膜がん、消化器がんで多く認められ、他にも乳がん、前立腺がん、膵がん、甲状腺がんなどでもみられます。

     

    MSIおよびdMMRの意味につきまして、weblioの説明を以下に転記して示します。

     

    MSI(マイクロサテライト不安定性:Microsatellite Instability

    特定の細胞(腫瘍細胞など)のDNAに起こる変化で、マイクロサテライト(DNAの短い反復配列)の反復数が、遺伝により受け継がれたときの反復数から変化するというもの。マイクロサテライト不安定性の原因は、細胞内においてDNAが複製される際のエラー修復機構の欠陥である可能性がある。

     

    dMMR(ミスマッチ修復機構の欠損:deficient mismatch repair: dMMR)

    DNAミスマッチ修復 (DNAミスマッチしゅうふく、mismatch repair) は、DNA複製や遺伝的組換え時に生じる核酸塩基のミスマッチ(誤対合や塩基の誤挿入、欠失など)を校正するDNA修復システムの1つである

     

    これらの遺伝子マーカーは、アメリカのがん患者の約4%、毎年15,000〜20,000人に確認されるとのこと。なお、遺伝子の検査費用は300〜600ドルのようです。

    | 免疫チェックポイント阻害薬 | 08:22 | comments(0) | - |