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リリーのCGRP受容体拮抗薬galcanezumabの片頭痛患者を対象とした第3相試験が成功
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    PharmaTimesの「Triple trial boost for Lilly's migraine drug」からです。

     

    リリーが開発中のCGRP受容体拮抗薬galcanezumabの片頭痛患者を対象とした第3相試験3試験(EVOLVE 1試験、EVOLVE 2試験、REGAIN試験)において、galcanezumab投与群はプラセボ群と比べ、ひと月あたりの頭痛発作回数を有意に減少した結果が得られました。回数で示すと、ひと月あたり、galcanezumab投与群で4〜5回、プラセボ群で2〜3回の減少です。

     

    片頭痛発作により仕事の機会や家族と過ごす時間を失っていた人々にとって、発作回数が減少すれば、ひと月にして50日以上活動日が増えるとリリーの担当者は話しています。

     

    脳血管周囲にはCGRPなどの血管作動性ペプチドを含有する神経が多く存在しています。片頭痛発作時は、三叉神経血管系が活性化し、三叉神経終末からカルシトニン遺伝子関連ペプチド (calcitonin gene-related peptide: CGRP)が放出されます。CGRP は血管拡張作用を有し、片頭痛患者に投与すると片頭痛発作を誘発することが分かっています。

     

    CGRP受容体拮抗薬は、このような神経原性炎症を惹起する CGRP 放出を抑制することで片頭痛発作を抑制します。

    CGRP受容体拮抗薬には、トリプタンと異なり血管収縮作用がないことから、脳血管や心血管リスクがあるようなトリプタン禁忌の患者にも使用できると期待されています。

     

    CGRP受容体拮抗薬の開発では、アムジェン及びノバルティスのerenumabが先行しており(来年承認される見込み)、galcanezumabの第3相試験の成功は、erenumabを追いかけるスイッチが入った形になります。

    | その他プライマリー領域 | 07:09 | comments(0) | - |