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NICE糖尿病ガイドライン改定案に対する不満が出ている
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    EXPRESSの記事「'Diabetes disaster' if cheaper drugs are prescribed」からです。

    NICEは2型糖尿病のガイドラインの改定案を発表しましたが、治療薬の選択に関して「治療の質が落ちる」と現場の医師から声が出ているとの話です。

    下記リンクが改定案です。
    Type 2 diabetes in adults
    Type 2 diabetes: management of type 2 diabetes in adults

    (記事において)批判の対象となっているのが「1.3.5 Drug Treatment」の記述です。第一選択薬のメトホルミンは今までと変わりませんが、メトホルミンが不忍容の場合は速効型インスリン分泌促進剤レパグリニド(シュアポスト)を考慮し、レパグリニドでもHbA1cをコントロールできない場合はインスリン抵抗性改善剤ピオグリタゾン(アクトス)またはDPP-4阻害薬を選択するというものです。

    記事の2つの文章が“不満”を表しています。
    ・ One of the drugs has side-effects.
    ・ The new guidelines will push GPs to use pioglitazone and repaglinide, which is banned in France and not recommended in Germany.

    アクトス…膀胱がん発症リスクがあるからと評判悪いです。アメリカでの訴訟ニュースで悪いイメージができてしまったのか。

    イギリスには320万人の糖尿病患者がおり、その90%が2型糖尿病。2型糖尿病患者の半数はメトホルミン以外の薬剤を必要としています。NICEガイドラインはNHS(国民医療サービス)で用いる医療技術(医薬品含む)の指標であることから、改定案通りであれば、GP(かかりつけ医と解釈いただいてよいかと)でシュアポストやアクトスが多くの患者に処方されることが予想されます。

    なお、日本で推奨される治療選択肢ですが、患者ごとに病態(インスリン抵抗性、インスリン分泌不全)の差が大きいとして、ガイドラインへの明記を避けています。
    | 糖尿病 | 09:19 | comments(0) | - |