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中年期に糖尿病や高血圧を有する人では認知症になる可能性が高くなる
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    Reutersの「Risk factors for heart disease and stroke also tied to Alzheimer’s」からです。

     

    JAMA誌に発表された論文「Association Between Midlife Vascular Risk Factors and Estimated Brain Amyloid Deposition」をベースとした記事です。肥満、糖尿病、喫煙、高コレステロール血症、高血圧などの“血管リスク因子”(vascular risk factors)を有する人では、認知症、認知機能低下およびアルツハイマー病の発症率が高いことがこれまでの研究で報告されていましたが、その続報ともいえる内容です。

     

    結論を書くと、中年期に“血管リスク因子”を多く有する人では、“血管リスク因子”がない人と比べて老年期に脳にアミロイド沈着が認められることが明らかとなりました。どのようにアミロイド沈着をもたらすのかは不明ですが、“血管リスク因子”がアミロイド沈着に関与していることを示唆していると研究者は述べています。

     

    この研究は。1980年代に“血管リスク因子”の評価を行ったことのあり、かつ認知症を発症していなかった346例(評価時の平均年齢52歳)を対象とし、20年以上経過した後(平均年齢)に脳スキャンを行い(検査時の平均年齢76歳)、アルツハイマー病発症の可能性を評価したものです。

     

    中年期に“血管リスク因子”がない人は全体の約20%であり、“血管リスク因子”が1つの人が38%、2つ以上の人が42%でした。脳スキャンの結果、“血管リスク因子”がなかった人の31%、“血管リスク因子”が2つ以上あった人の61%に脳内アミロイド沈着が認められました。脳内アミロイド沈着には性差が認められず、また、アポE4遺伝子(アルツハイマー病のリスク因子)有無での脳内アミロイド沈着に明確な差異は認められませんでした。

     

    肥満、糖尿病、喫煙、高コレステロール血症、高血圧などは、心筋梗塞や脳卒中のリスクとなることが知られていますが、認知症になることを防ぐ意味でもリスク因子となる糖尿病などの病気にならないように心がけ、生活習慣の改善が必要ということです。

    | アルツハイマー病 | 08:33 | comments(0) | - |
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