STATの「Allergy treatments enter a new era — with a focus on stopping reactions before they start」からです。昨日の朝、時間がなくて書くことを見送った記事ですが、今朝も時間がないので書けるところまで。
喘息、アトピーや食物アレルギーなど、アレルギーに対する治療は、数十年間に大きな進歩がなく対処療法が主でしたが、免疫システムを見直すなどして根本的な治療薬の開発を目指す動きがあります。
そのひとつがピーナッツアレルギーに対する減感作療法。ピーナッツアレルギーを誘引すると同定したピーナッツ蛋白質を少量から患者に与え、半年かけてピーナッツと同量まで増量するというものです。減感作療法とは、ご存じのように、患者のアレルゲンをほんの少しずつ体内に入れ、徐々に増やしていくことでそれに対する過敏な反応を減らしていこうという治療法です。現在は臨床第3相試験の段階にありようです。
2003年にFDAに喘息の治療薬として承認されたXOLAIR® (omalizumab) を治療に用いようとする動きもあります。OmalizumabはIgEに結合することにより、過剰な免疫反応を抑制しようとするものです(注:原文意訳。Omalizumabのページ等で確認をしていません)。研究者は、omalizumabによりアレルギーを引き起こす複数の原因を一度に解決できることを期待しています。
他の試みとして、アステラス製薬が開発を進めているDNAワクチンがあげられます。
今朝も時間切れなので、DNAワクチンの内容は、アステラス製薬のニュースリリース(下記リンク先)をお読みください。
Immunomic Therapeutics社から次世代型ワクチンに関する新たな独占的な権利取得のお知らせ
[ご理解ください]
昨日より、朝の30分を利用してのブログを再開しました。記事選びからアップまで約30分(最大40分弱)しか時間をとれないため、中途半端になる場合が多数あるかと思います。ご理解いただけると幸いです。