2017.06.12 Monday
JAK阻害薬upadacitinibの関節リウマチ患者を対象とした第3相試験において良好な成績
PharmaTimesの「First PhIII trial of AbbVie’s upadacitinib a success」からです。
アッヴィが開発中のJAK阻害薬upadacitinibの関節リウマチ患者を対象とした第3相試験において良好な成績が得られました。
12週間投与後の結果は以下の通り。
ACR20
upadacitinib 15mg: 64%、30mg:66%、プラセボ:36%
ACR70
upadacitinib 15mg: 21%、30mg:27%、プラセボ:6%
DAS28でClinical Remission(< 2.3)を達成
upadacitinib 15mg: 31%、30mg:28%、プラセボ:10%
JAK阻害薬としては、ファイザーのトファシチニブ(ゼルヤンツ)が日本でも承認されています。
トファシチニブの有効性(ACR)を参考までに示しておきます。
(注:対象患者集団が異なる可能性があり、あくまでも参考に。下表はゼルヤンツの添付文書から)